男が全員フツー以下!『空と海と蜃気楼と』に見る昼ドラ常連作家津雲むつみ作品のリアル
しかし、わかるのはそこまでで、あとの展開はまったく読めないんです。主人公の女の子はバリバリレイプされるし、出てくる男はだいたいクソだし、まったく夢がありません。
『空と海と蜃気楼と』は、家でいじめられてるイケメン純と、父親を嫌いな一雄と、のんきな家の瞳という、一姫二太郎な幼なじみたちの物語です。
三角関係でモヤモヤするんだろうなということは想像がつきますが、あとはまったく想定外の展開でした。
瞳はレイプされかかるし(未遂で終わってむしろびっくり!)、純は少年院に行っちゃうし、一雄は大したことしないけどルックスもたいしたことないしで、「いったいこの話はどこへ行くんだ!」って感じです。
出てくる男が全員フツー以下!でもそこが異様にリアル
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3人のうち、瞳は片方と結婚するんですが、その後の展開がまた斜め上過ぎて「えぇっ!?」と叫んでしまいました。それ絶対少女マンガではあり得ないから!!この作品では、トラウマがあって愛に飢えてるクールなイケメン純がいいかなーと思って読んでましたが、途中から「うわ……それはちょっと……」となりました。彼女の作品には、ホントにカッコイイ男子が登場しません。