どうせ幸せになんてなれないから、「幸せになりたい」っていうのやめよう
「幸せになりたい」。今日もそよよと風に吹かれて、どこからともなくそんな声が聞こえてきます。そして、そんな「幸せになりたい」とボヤく女性に対する、定番の返しはこうです。「あなたはどうなったら幸せになれるって自分で思うの?ちゃんと要件定義して!」
(c)Iulia Pironea
自分は本当は何が欲しいのか、どんな人と一緒にいられたら幸せなのか、あるいはずっと独り身でも別にいいのか。そういうのを見極めるのが大事だということは確かに、話としてはごもっともです。で、どうですかみなさん。要件定義、できました?きっと賢明なみなさんは、こういうのをきちっとやって、悩み迷いながらもおひとりさま道を邁進されているのではないかと思います。ちなみに私はですね、幸せ感度が高すぎるので、最悪すべて失ってホームレスになっても、どこかで拾って本さえ読めればけっこう幸せかなって思ってます。
あとは野となれ山となれ。
で、すべてを手に入れたあなたは、本当に「幸せ」になってますか?今回は、そんなみなさんにちょっと想像してみて欲しいのです。幸せの要件定義をきちっとやって、たとえば自分がやっぱり結婚したいことに気が付いたとして、結婚相手に求める条件を、妥協しつつ譲れないところだけはしっかり決める。