どうせ幸せになんてなれないから、「幸せになりたい」っていうのやめよう
雑誌に出てくるような笑顔が素敵で幸せそうなお母さんには、私はたぶん5回くらい死なないとなれません。
結婚して子供を持っても、独り身のまま仕事をがんばっても、どこかで失敗してホームレスになっても、穏やかな幸せをかんじるときもあれば、脳の血管がブチ切れるくらい腹が立つこともあるはずです。そういう意味では何をやったってどうせ幸せになんてなれないし、何もやんなくたってけっこう幸せだともいえます。自分が幸せになるためには何が必要で、何が不必要なのか、そんなことを見極めるのはムダだっていってるんじゃないですよ。それはそれ、これはこれ。ただ、どんなに条件を揃えても、あるいは揃えられなくても、人間なんて結局最後は、気の持ちようなんじゃないでしょうか。自分はどうしたら幸せになれるのかなんて、あんまり根詰めて考えるのも疲れませんか。たまには、もうめんどくせえから何でもいーや、と達観して笑い飛ばすのもアリかなあ、なんて私は思うんですよね。
Text/ チェコ好き