90年代ヒットメドレーを聴いたら死にたくなりました
いったい何があったんだ、なぜこの曲はピンポイントで私を落ち込ませるのだと深夜に頭を抱えていたのですが、午前3時をまわった頃、やっとのことで思い出しました。『BETOGETHER』は、私の中学校で体育祭のダンスの曲として使われていたのです。
私はもちろんダンスの振り付けなんて覚えていないし、この曲が中学校の体育祭で使われていたことも、すっかり忘れていました。それなのに、『BETOGETHER』がもたらすマイナスの記憶――夜な夜なスズランテープを割いてポンポンを作らなければならなかったときのダルさ、運動音痴の私にとっての体育祭の憂鬱、リズムに合わせてポンポンを振りながら踊らなければならなかった屈辱、そういうものだけはしっかり頭が覚えていたようです。音楽というのはすごい。具体的な記憶が頭から消えていても、感情の記憶だけはしっかり残っていたのですね。『BETOGETHER』はそういうわけで、15年の時を経た今も、私をの憂鬱と絶望の淵へ追いやります。私の90年代、あなたの90年代我々アラサーが小学生や中学生時代を過ごした90年代。
一般的に考えるならば、この時代の1つのターニングポイントとなったのが、ちょうど真ん中の95年だったといっていいと思います。