くらし情報『ラストのたった一言にガツンと衝撃を受ける『溺れるナイフ』の知られざる魅力』

2016年11月22日 12:30

ラストのたった一言にガツンと衝撃を受ける『溺れるナイフ』の知られざる魅力

手に届きそうで届かない…眩しすぎる少年
ラストのたった一言にガツンと衝撃を受ける『溺れるナイフ』の知られざる魅力
(c)Unsplash
少女マンガは、めちゃくちゃおおざっぱに分類すると、「胸キュン恋愛系」と「そうじゃない系」に分かれます(ホントにおおざっぱだった!)。そうじゃない系には、ドロドロ、ノンフィクション、ミステリ、問題提起などがありますね。

胸キュン恋愛系は、もう最初っから“くっつく”ことがわかってる男女がヤキモキしながら、女子が2ページに1回キュンキュンしたり、単行本1冊ほとんど泣いてたりする、そんな感じ。10ページ使って、ぽつりぽつりとポエムを詠んだりすることも。人気タレントを起用して映画になるのもこのタイプが多いです。

少女漫画が好きな人でも、この「胸キュン恋愛系」と「そうじゃない系」とに分かれるように思います。しかも、胸キュン系が好きだった純粋な女子も、そのうち「あ、こりゃファンタジーなんだな」とか気付いたりして、そうじゃない系好きに移行したりします。

ところがこの『溺れるナイフ』は「胸キュン恋愛系」でもありながら「そうじゃない系」の要素もたくさんあるんです。

人間のどろっとした暗く汚い部分もありながら、でもドロドロ系というほど徹底してもいなくて、全体としてはポップです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.