くらし情報『自分から生まれるものは愛しい…?献血で知った、私の中の眠っている感情』

2017年5月16日 12:00

自分から生まれるものは愛しい…?献血で知った、私の中の眠っている感情

流石、日本赤十字。至れり尽くせりですよね。

この液体、私の体の中にあったんだ…
私はいつも小説を読みながら献血をしているのですが、テレビよりも何よりも、自分の血液がパックに溜まっていく様子を見ているのが好きです。

献血には、全血献血(200mlまたは、400ml)と成分献血という、3種類があり、私はいつも成分献血を選択しています。この成分献血というのは、血液中の血小板と血漿といった特定の成分だけを採決し、回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻すというもの。
血を赤くしている成分を抜いた採血なので、パックには黄色い液体がじゃんじゃん溜まって膨らんでいくんですよ。自分の体内から出てきたものなんだと思うと、興奮と愛おしさが止まらなくなります。

献血終了後、看護師さんにお願いをして一度触らせてもらったことがあるんですけど、生ぬるくて、触感も妙にリアルで、「あ……この液体、本当に私の体の中にあったんだ……」なんて思ったりもします。


パックに詰められた生ぬるい血液、抜いた親知らず、綺麗に分かれた枝毛など、自分の身体から生まれたものに母性を覚えて、なんだか愛おしく感じてしまいます。捨てているのがもったいなくて、しばらくの間は自室の机の上に飾り、ぼーっと眺めていたこともありました。

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