くらし情報『3年たてば人は変わる。憧れていた彼女が仕事をやめてしまった』

3年たてば人は変わる。憧れていた彼女が仕事をやめてしまった

2018年3月13日 12:00
 

不思議と繋がっていた友人が東京に帰ってくる

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3年たてば人は変わる。憧れていた彼女が仕事をやめてしまった
by Roberto Nickson
「4月から、東京で働くことが決まったの」と彼女から連絡がきたのは、つい最近のことだった。私が以前勤めていた品川付近の会社に事務職の契約社員として内定をもらったらしく、「あそこのランチが美味しい」「品川付近はあまりいい居酒屋がない」といったような話をして、4月を過ぎて落ち着いたら一緒に飲もうという約束をした。

高校生の頃からずっと憧れ続けていたという夢を本当に叶えた彼女は、「仕事が生きがいで、今が一番楽しい」とはっきり言うような人だった。自分のやりたいことを見つけて、それに向かって努力をし、本当に叶えてしまう彼女が、私にはとてもキラキラして見えたのを未だによく覚えている。

そんな彼女とは、大学生の頃に音楽を通じて知り合って、たまに連絡を取って一緒に飲んだり、フェスや好きなアーティストのライブで会ったりするような仲だった。「親友」と呼べるくらいの距離ではなかったし、お互いに知らない一面なんてたくさんあるのだろうと思う。「仲がいい」と確信をもって言えるのかと聞かれると、少し悩む。それくらいの間柄だ。
でも、久しぶりに会えば、今まで会わなかった時間が嘘みたいに色々な話が飛び出し、笑いも絶えない。しゃべり過ぎたってくらい話をしたはずなのに、駅で別れてひとりになると、「あの話をすればよかったな」「今悩んでいることを相談してみればよかった」と、もっと話をしなければならなかったことが頭に浮かんでくる。

よく分からない関係だったから、彼女の福岡への転勤が決まったときは、「ああ。もう会わなくなってしまうのかもしれないな」と思った。
ずっと東京に住んでいた彼女には、私よりも大切な人が沢山いるはずで、盆と正月、それから少し長い休みをとってこっちに戻ってきたとしても、私の優先度はきっとそれほど高くはない。たぶん、47位くらい。だから、この3年くらい、なんとなくの関係性が継続していることが不思議だった。
東京にいるときよりも、連絡も取らなくなったし、会う頻度も少なくなっていったけど、「東京で働く」という報告を受けてから、またあの不思議な関係に戻れるような気がして、嬉しかった。

憧れ尊敬していた彼女は、もういない
今のところ、嬉しい気持ちが3/4くらい。残りの1/4はとても残念に思っていた。話を聞いてみると、どうやら福岡でできた恋人の東京勤務が決まったと同時に、今の会社を辞めて、新しく仕事を探したらしかった。

高校生の頃からずっと憧れ続けていた仕事に就き、第一線で活躍していたかっこよくて尊敬できる彼女が、仕事よりも恋人と一緒にいることを選んでしまったように、私には見えた。今まで培ったものをすべて福岡に捨てて、事務職をゼロからはじめて、きっと本当にやりたいことではないはずなのに、恋人についていくのか、と思った。
もちろん、人の価値観や幸せなんてそれぞれで、私が口を出す権利は絶対にないし、彼女自身が納得をしていればそれでいい。
でも、もうかっこいい彼女はどこにもいない気がして、悲しくて、とても残念に思った。

高校生の頃からの夢を叶えた先には、もっと自立した女性になるとか、もっと大きなプロジェクトを成功させるとか、その世界で有名になるとか、きっとさらなる目標があっただろう。それでも、すべてを捨ててまで、男の人と一緒に過ごすことを決めた彼女。
これくらいの年齢になると、仕事にも余裕がでてきて、もっといろいろなことができるはずなのに。彼女なら、絶対にもっと素晴らしい仕事をするはずだと思っていたのに。どうやら自分の勝手な想像とは違って、それが余計に悲しくさせたのかもしれない。

「4月に入って、仕事が落ち着いたら飲もうよ」と約束はしたけれど、私は彼女の前で、うまく笑うことができるのだろうか。
きっと楽しさは3年前と変わらないのかもしれないけれど、3年間で何も変わらない人なんて絶対にいなくて、もしかしたら久しぶりに会うことによって、私たちの関係は終わってしまうのかもしれないな、と思った。今は会うのが、少しだけ怖い。

Text/あたそ

<一夜の関係が割り切れる人と「男女の友情」は成立すると思う人との差>もチェック!
「成立しない」友人たちのもつれを聞く度に、私にはない経験で少しざわつく。

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