どんなに仲が良くても興味はなくなる。過去の友だちとの付き合い方
近況報告や恋愛の話、それから仕事の愚痴と学生時代の思い出話を2時間も3時間もぶっ通しで話して、駅のホームで「またね」と言いながら終わる。きっとそうだ。でも、そういう時間が、久々に会った高揚感やアルコールのおかげで笑いのツボが浅くなっていることを抜きにして、本当に楽しいのかどうか、私にはわからない。
きっと、それはお互い様だ。みんな人の生活には興味なんてないし、どんなことが起ころうと関係ない。どんなに仲がよくても。
ついでに言うと、人の話が面白いことなんて滅多にない。大人がお酒を必要とするのは、自分の退屈さを紛らわすためかもしれないし、だから私はずっとお酒が手放せないのかもしれない。
この人間関係をどうやって維持すればいいのか
私はこれからの人生において、「地元の友達」「10年来の親友」「腐れ縁の仲間」みたいなものが一切登場しなくなるんだ、ということについこの間気が付いた。その選択がいいとか悪いとかではなくて、私の人生のうちでずっと重要な登場人物だった人は誰もいないし、遠い過去から現在にかけての私を知っている人もいないということになる。
もしかしたら、昔からお互いのことを知っている人というのが、私にとってかけがえのない存在かもしれないのに、私にはそれを確かめる術がない。