プライバシーと自然との融和を両立!中庭のある癒しの家【住まいの設計】
栃木・宇都宮市で社会人の子ども2人と暮らすHさんは、長年暮らした家の建て替えを決意しました。
南側に隣地の建物が迫り、東から北に抜ける道路は散歩者も多いため、以前は2階にLDKを設けていたそうです。
しかし今回の建て替えでは、1階をLDKに。「より緑や土が身近に感じられる暮らしを望みました」とHさん。
■ 暮らしのなかに自然の恵み取り込みたいなら断然!コートハウス
1階でも十分に光と風を得てのびのびと暮らせるよう、設計した遊空間設計室・高野保光さんは外壁を閉じ気味にして中庭を設置しました。
そして、中庭を囲むように建物をコの字型に配置することで、光と風、プライバシーを獲得。
さらに自然豊かな植栽で、暮らしに四季折々の楽しみを与えました。植栽は人気の造園家・荻野寿也さんによるものです。
荻野さんは中庭に自然の造形を再現し、外構に周囲と一体感ある植栽を施して原風景を思わせる仕上げとしました。
Hさんも植栽の普段のメンテナンスは雑草を抜くくらいで、落ち葉も樹木のあるがままの姿として、掃除しすぎず地面に散らしているそうです。
東側は壁を南方向に伸ばし、その内側に中庭をつくっています。