キッチンもトイレも一体化!? LDKの大型家具が主役の家【住まいの設計】
最も奥行きのある冷蔵庫と薄いテレビを同じ家具で収納すると、自然に曲線を描くことになるのです。
「リノベ予算の6割はこの家具に充てた」という竹島さん。
特に、直線である木のパネルを組み合わせてきれいな曲線に見せるための設計には苦労したと言います。でも、そのおかげでLDKは驚くほどスッキリ。
階段脇、キッチン側はダイニングスペース。ガラスのテーブルは、夫の店で使っていたものを持ってきたそうです。
コストカットのため床材はほとんど既存を利用していますが、家族で過ごす2階だけは全面無垢フローリングとしました。
ところで1階はというと、もともとキッチンのあった場所に衣類などをしまう大型収納を設け(写真左)、階段下にはワインセラーを設置しました。
右の写真は大型収納側から見た1階廊下。建具やユニットバスは既存を利用しています。
洗面とトイレは新しいものに交換。規格品を利用することでコストを抑えました。
和室は畳を取って長尺シートを貼り、みんなの寝室として使用しています。
長尺シートは子どもたちがおねしょをしてしまってもサッと拭くだけで便利、と妻。
こんな風に、1階はなるべく手を加えずに、上手に既存を利用することでコストダウンに成功しています。