「今が買い時です!」仲介業者のセールストークはどう解釈するべき?
物件の見学後、仲介業者から「いま決めないと他で売れてしまうかもしれません」とか「他にも検討中のお客様がいます」などと言われたことはありませんか?
仲介業者がこのように言うのには、実はきちんとした理由があります。
■ そもそも不動産の「仲介」とは何か
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
売買・賃貸にかかわらず不動産の仲介業者は、買主・借主と売主・貸主をつなぐ役割を担っています。
顧客がどんな売買・賃貸物件を求めているのかを明確化し、その情報提供・現地案内・調査、そして契約手続きから物件の引渡しまでの一切をサポートすることで「仲介料」を頂き、その収入が経営基盤となっているのが仲介業者です。
■ 仲介業者に求められるもの
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仲介業者には「マッチング能力」が求められます。
買主・借主に対して仲介業者は、「在庫物件」のなかからその顧客が望む条件にもっともマッチングした物件を紹介します。
(不動産における在庫物件とは、ネガティブな印象の「売れ残り物件」という意味ではなく、今現在、「実際に検討可能な物件」という意味です)
また、売主・貸主に対しては、その物件価格・賃料が現在のマーケットに見合っているかどうかという「市場調査能力と提言」