断熱が不十分だと家はどうなる?断熱セミナーに参加して分かったこと
また資産価値という点でイメージが悪くなることがあるかもしれません。
■ 断熱がとっても大切な理由
環境省が推奨しているエアコンの設定温度は28℃ですが、室温が設定温度になるかどうかは断熱性能次第であり、不十分な住宅ではたとえ25度に設定しても室温が30℃以上になってしまうことはよくあります。
断熱材の厚さで室温が変わる
断熱は通常屋根や壁の内側に断熱材を敷き詰めることで実施します。
時代の経過とともに断熱材に性能も向上してより厚くなり、また湿気を防止するためにビニールで覆われるようになりました。
断熱材の厚みの違いがいかに室温に影響するか、サーモグラフィーカメラを使うと一目瞭然です。
瓦葺きは断熱に有効
Pi-chan / PIXTA(ピクスタ)
日本の住宅において瓦葺きはどんどん減少しているように思えますが、実は瓦は熱容量が大きく優れた断熱性能をもっているのです。
さらに瓦葺きの場合瓦の間に隙間があることから自然な通気性があり、屋根裏の適度な換気を促します。
瓦屋根は重いことがネックとなっていますが、その点を除けば理想的な建材であるということができます。
■ 断熱が不十分だとどうなる?
断熱が不十分な住宅では、室内で結露が発生しやすくなります。