物件購入の値引き交渉で得する!知っておきたい不動産取引の仕組み
というような話を筆者は何回もしました。
常識の範囲内の「指値」には応じてくれる可能性大
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売主は指値が入ることを前提に価格を設定しているのですから、常識的な範囲の価格交渉には応じてくれる可能性は大であり、むしろ指値を入れないのは損であるといってもいいでしょう。
どのくらいが常識の範囲内であるかということは仲介会社の営業マンが一番よくわかっています。
■ 「新築マンション」の値下げ交渉は状況次第
新築物件の場合は中古とは事情が異なってきます。
筆者は新築の戸建は扱った経験がないため、マンションの事例についてご説明します。
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竣工前でモデルルームで販売しているような物件の場合は値下げ要求はまずできませんが、売れ残ってしまった完成物件の場合は交渉の余地があります。
売れ残った部屋に関しては売主が区分所有者ということになって管理費や修繕積立金の負担も発生するため、業者は多少値下げしてでも売ってしまわないと負担が大変なことになるのです。
特に棟内モデルルームで使用していた部屋や最後の一部屋というような場合は交渉に応じてくれる可能性大であり、積極的に申し入れましょう。