一級建築士に聞く!「書斎」「ワークスペース」の理想形って?
またSOHO、いわゆる自宅でお仕事をされる方のための書斎を提案したこともあります。
こちらも造り付けのデスク、そしてその脇にはたくさんの書類を収めることのできる棚を設けています。
お施主さんは家事のかたわら、お仕事に集中する空間と時間をここで確保しています。
■ 子どもがいる家には「ワークスペース」がオススメ
小さいお子さんがいらっしゃるご家族の方からは、以下のようなご要望を多くいただきます。
- 家事をしながら子どもの勉強を見たりできるようにしたい
- 子ども部屋は最低限の広さにして、その分家族の共用スペースに広さをとりたい
- 家族の誰でもちょっとした作業ができるデスクスペースがほしいなど
そのようなお施主さんには、オープンなかたちで家族みんなが使えるワークスペースという空間をご提案しています。
こちらのお宅は、台形型の敷地いっぱいに設計したため、リビングの側面が斜めになっています。
そこに長い三角形のカウンターを造り付けました。
これによってLDK空間のかたちに一定の平行な感覚をあたえながら、ご家族が勉強したり、読書したり、パソコンをしたり、裁縫をしたりなど、ひとつの空間のなかでそれぞれ思い思いの時間を過ごせる場所となっています。