住宅の寿命=法定耐用年数ではない。最近注目されている期待耐用年数とは?
建物の評価方法が変わり、これまで価値がゼロと評価されていた建物に「値段」が付くことになっても、実際に「売買」する場合には注意が必要です。
せっかく値段がついても、その「価格どおりで売れるかどうか」はまた別の問題なのです。
古くなっても大事に手入れをして愛着をもって暮らしてきた大切な「我が家」に価値が付くことは嬉しいことですが、それが「値段に反映されない」としたら「何のための評価?」と思うかもしれません。しかし、建物の「本当の寿命」を知るためには、この評価方法の変化がとても役に立つのです。
【参考】
※国土交通省主な減価償却資産の耐用年数(建物・建物附属設備)
※国土交通省「期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について」
※公益財団法人 不動産流通近代化センター国の建物評価指針を本格的に導入する「戸建住宅価格査定マニュアル」の改訂について
※国土交通省「中古戸建て住宅に係る建物評価の改善に向けた指針」