マンションの消防設備点検って何をするの?散らかってても気にしなくていいって本当?
一方総合点検は設備を実際に作動させたり使用したりして異常がないかを確認します。専有部の点検でチェックするのは以下の事項です。
消火器
消火器は火災が起きる前の初期消火活動に非常に効果を発揮する重要な設備です。
通常は収納やシューズボックス内にしまい込まれている事例が多いため、消防点検のときにのみ日の目を見るという場合が多いのではないでしょうか。
容器の変形や破損、安全ピンの有無、ホースの詰まり・ひび割れの有無、使用期限等をチェックし、問題がなければ点検済票に記入します。
火災報知器
マンションの居室には火災報知器が設置されており、こちらの点検も実施します。
通常では棒の先に取り付けた装置を天井の報知機に押し当てるのですが、この装置の中には熱源が入っており、これによって火災報知機を発報させます。
このとき、管理室で別の作業員が警報盤をチェックしており、発報がきちんと表示さるか否かを確認します。
そのため居室内の作業員と管理室の作業員は「〇〇号室発報させます」「〇〇号室発報確認しました」というように互いに連絡をとりあったりしていました。
避難はしご
バルコニーに設置されている避難はしごも点検します。