理事になると数千万円、数億円の工事の判断をすることに!【サラリーマン理事長、100年マンションを目指す】
きちんと管理されているマンションは不動産会社もお客様にお勧めしやすく、そのため人気が出やすく、人気が出るから高い売値が付きやすくなる。
人気が出ると売りに出る部屋が少なくなり、より人気が出るといった好循環に。
さて読者の皆様は、管理されているマンションとそうでないマンション、どちらを購入したいと思うでしょうか?
■ 理事になると数千万円、数億円の工事の判断をすることに!
masajla / PIXTA(ピクスタ)
前回お伝えした通り、管理組合が輪番制で毎年メンバーが交代するマンションでは、管理組合としてきちんと引き継ぎや情報伝達することが難しい。
建築や土木工事について相当専門的な知識を持っていない限りは、管理会社からの情報が全てになり、ある意味では言われるがままに判断し決裁する構造になってしまう恐れが高いと言えます。ただでさえマンションの管理や工事は専門的な内容が多く、判断すべき金額が数千万円になることが多々あるにも関わらず、です。
たとえば輪番制のマンションで自分の理事の任期が今年1年だったとして、来年実施する工事が数千万円、ときには数億円の工事が必要となった場合、今年中に判断し決断してください、と言われるシチュエーションが来たとします。