京橋LIXILギャラリーで暮らしをテーマにした展示が無料で見られる【住まいのあれこれ見聞録vol.4】
訪問時は伊東豊雄さんの「聖地・大三島を護る=創る」が開催されていました。伊東豊雄さんは瀬戸内海の大三島で日本の伝統文化をもう一度よみがえらせようという活動をされています。
企画展では建築予定のオーベルジュの敷地周辺模型や、 大三島に暮らす7人のドキュメンタリーが展示されていました。
丸建造物とはまた違った、人や暮らしといったソフトの部分での取り組みをしているんですね。
伊東豊雄さんは市井の人々寄りの方なのかもしれません。特に大三島の取り組みはお金もかかっていなさそうで身近な感じがします。
■ 贅沢な展示にうっとり!
大橋それではギャラリー3へどうぞ。こちらではやきもの展を開催しています。
丸美しいやきものですね。こうしたやきものや作家さんの選定はどなたがされているんですか?
大橋日本陶磁協会理事の森孝一さんがやってくださっています。
作品は、普通はガラスケースで覆っていることが多いかと思いますが、こちらではじかに観ていただけるのが魅力のひとつかと思います。
開催されていたのは、伊藤秀人展「青瓷 釉の力」(2018年6月で終了)。直径約60㎝の大鉢3点と茶道具の茶碗1点がゆったりと展示され、近くでディテールまでじっくり観られるのはとっても贅沢!
■ 私たちの意識にも訴えかける企業の文化・芸術活動
丸昨今では企業の生産部門に対する文化事業の存在意義と費用対効果なんかをシビアに測っていたりするんではないかと思うんですが……。