くらし情報『施主にされては困ること3つ!~一級建築士に聞く!』

施主にされては困ること3つ!~一級建築士に聞く!

■ 2. 施工業者を施主が指定する場合
工事現場

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

施主と施工業者が知り合いである場合などに、こういうことがよくあります。

ここで設計者として気になるのは、指定された施工者が過去にどんな仕事をしてきたかということです。

たとえば設計事務所との仕事を一切やったことがない施工業者の場合、技術やイメージ、意志の疎通が取りにくく、作業がなかなか進まなかったり、余計な費用が発生したりする場合が出てきます。

それによって被害を受けるのはお施主さんです。

でもお施主さんは施工業者と知り合いということで、なかなか言いたいこともいえない……。

そんな状況になると設計者も調整ができず、能力を十分に発揮しづらくなります。

施主、設計者、施工業者の3者はほどよい距離感をとった関係性でないと、チームとしての緊張感を保てないことをご理解いただければと思います。
■ 3. 施主が商品を自分で発注(施主支給)する場合
サンプル

あけび / PIXTA(ピクスタ)

見積もり金額を安くするために、施主側で商品を発注して工事で取り付けてもらう場合があります。施主支給ともいいます。

これは施工者に対して敬意を払っていない行為であると私は感じます。

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