二世帯住宅で親子それぞれが節税メリットを期待できる登記の仕方は?プロが詳しく解説
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家を構える際には、不動産の登記という手続きが必要です。複雑なのが二世帯住宅の場合。物件の名義を「親子にする」か、あるいは「親もしくはその子にする」か…複数のケースが生じるので、登記の仕方に選択肢が増えるのです。結果、選んだ登記によって、負担する費用や徴収される税金にも違いが。
どんなことに気をつけて、登記の仕方を選べればいいのか?また、節税効果が高いのは?二世帯住宅で知っておきたい登記のポイントを解説します。教えてくれたのは、FP(ファイナンシャルプランナー)2級の山村希美さんです。
■ 二世帯住宅の登記は3種類!どんな違いがあるの?
吉野秀宏 / PIXTA(ピクスタ)
一戸建てでもマンションでも、家を購入したら登記をします。登記とは、該当する土地や建物を所有している人は誰か、また広さや形状などの情報をまとめたもの。この登記によって、所有者の権利が守られるのです。
二世帯住宅の登記には以下の3種類があります。
単独登記
親または子が単独で登記する方法。1人の所有物件となる共有登記
1戸の物件を複数人で共有して登記する方法区分登記
親の居住エリアと子の居住エリアを区分し、それぞれを登記する方法それぞれに節税ポイントがありますが、単独登記よりも共有登記、共有登記よりも区分登記といった具合で節税効果が高まります。