住宅ローンの頭金は保険料と通信料の見直しで貯める。贈与税の特例も注目
ただし、勤め先が財形貯蓄制度を導入していないと利用できないので、一度確認してください。
■ 親からの援助が期待できる人は「住宅取得等資金の贈与税の特例」を利用
吉野秀宏 / PIXTA(ピクスタ)
住宅購入の際、親から援助があるという人も多いでしょう。一般的に、個人から年間110万円以上の財産をもらうときは、金額に応じて贈与税がかかります。これは、親からの援助であっても同じです。しかし、親から住宅取得資金としてお金を受け取ったときは、最大3000万円までが非課税になります。これを「住宅取得等資金の贈与税の特例」といいます。
「住宅取得等資金の贈与税の特例」を利用する場合、贈与を受けた年の翌年2月1日~3月15日の間に税務署へ申告が必要です。忘れてしまうと通常の贈与と見なされ、贈与税がかかる可能性があるので申請をお忘れなく。
頭金を貯めるには、やはり「毎月コツコツ貯蓄していくこと」が近道。節約できるところを見つけ、預貯金を捻出しながら少しずつ頭金を貯めていきましょう。財形住宅貯蓄や優遇制度が利用できる人は、こちらも活用してください。
●教えてくれた人/海田幹子
ファイナンシャルプランナー2級の資格を持つwebライター。