普通の商品より「カロリーゼロ」は太る?衝撃的なゼロ表示の真実
「糖質制限」や「ゼロカロリー」などの食品はすっかり浸透しましたが、それらを利用している私たちにとって、『体を壊す食品「ゼロ」表示の罠』(永田孝行著、SBクリエイティブ)はショッキングな内容かもしれません。
医学博士であり、健康・保健指導や薬事法・景表法のコンサルティングなども行っているという著者によれば、食品表示に書かれていることの裏側にある真実を、大半の人は理解していないから。
■巷にある「ゼロ商品」は有益ではない?
「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」「プリン体ゼロ」「コレステロールゼロ」「脂肪分ゼロ」などなど、市場にはさまざまなタイプの「ゼロ商品」が並んでいます。
しかしその一方、医学の立場から「ゼロ商品」にまつわる研究が進み、ダイエットや生活習慣病の予防には、これら「ゼロ商品」が有益な結果をもたらさないのではないかという見解が挙がっているというのです。
■ノンカロリーの人工甘味料で体重が増えた
そればかりか、本書ではさらに衝撃的な事実も明らかにされています。
「ノンカロリーの人工甘味料と砂糖では、どちらが太るでしょうか?」とたずねられた場合、多くの方が砂糖だと答えるはず。