昼間が唯一の休憩時間!実は深刻な日本人女性の「時間貧困」事情
仕事を除いた人生の選択肢が著しく限定されているため、“世界一孤独”とされているのが日本人男性。
対する日本人女性も、婚活・妊活・保活などの「リミット」に追われ続け、結婚後の家庭でも自分の時間を確保しづらい状況にあります。
では、双方が幸福になるためには、なにが必要なのでしょうか?
『「居場所」のない男、「時間」がない女』(水無田気流著、日本経済新聞出版社)は、誰にでも当てはまるそんな身近な問題を読み解いた書籍。
女性と仕事との関係について、「日本女性の『時間貧困』」から要点を引き出してみたいと思います。
■主婦は本当に余裕があるのか
優雅に高級フレンチのランチコースを頼む主婦グループなどが、よくメディアで紹介されます。
それらを見るたびに男性サラリーマンは文句をいうわけですが、ここには留意すべきポイントがあると著者は指摘しています。
それは、「昼間優雅に過ごしている」かに見える女性たちは、実は「集まれるのはこの時間帯だけ」だという点。
つまり女性たちは「昼間から暇」なのではなく、「昼間の、子供が不在の時間だけが唯一の休憩時間」だということ。
■労働時間の認識にズレがある
基本的に、「ケアすべき対象」