昼間が唯一の休憩時間!実は深刻な日本人女性の「時間貧困」事情
=「家族」がいる時間はすべて、女性にとっての労働時間だということ。しかし男性はそれを「働いている」とは見なしていないため、すれ違いが生じるというわけです。
また、生活時間・空間のズレは、「忙しい時間帯」の時間差も生んでしまうもの。これが、男性が女性を暇だと見なしたがる要因になっていると著者。
■日本人女性は睡眠時間も短い
他の先進諸国と比較すると、日本女性の就労率は低く、有償時間も長くはありません。ところが有償労働と無償労働時間を合算した「総労働時間」は、長時間労働が指摘される日本男性よりも長くなるのだそうです。
そればかりか睡眠時間も、男性より女性の方が短いといいます。先進国で女性の睡眠時間が短いのは珍しい傾向だとか。
■夫に家事分担を期待できない
しかも共働き夫婦を見てみても、夫の7人に1人がまったく家事をしないのだといいます。
日本ではまだまだ、育児や家事負担が極度に女性に偏重しているということ。だから、子どものいない妻は、夫の日ごろの家事貢献度に基づいて将来の家庭風景を「この人と一緒に子育てをするのは難しい」と、マイナス方向に想像してしまう。
近年では夫婦間出生力も2を割り込み、「子どもを持たない」