人が一生で平均200回ひく「厄介な風邪」を遠ざける3つの習慣
1回の運動が90分以上の場合は、逆に感染率を増やす可能性が示唆されています。
■2:人間関係の輪を広げる
多くの人と交流すれば、そのぶん風邪をひく可能性も高くなりそうに思えます。ところが心理学者のシェルドン・コーエン氏の研究によると、対人関係が1~3種類の人は、6種類以上の人に比べて風邪をひく回数が4倍になるそう。
対人関係の種類というのは、その人が果たす社会的役割の数のこと。社会的役割を多く果たしている人は、風邪をひきにくいことに加え、実際にウイルスに感染したときにまき散らすウイルス量も少ないといいます。
■3:十分な睡眠をとる
これは、誰しも納得できるでしょう。睡眠不足で身体が弱っているときに風邪をひいたという経験のある人も多いはず。具体的な数字を挙げると、睡眠時間が毎晩7時間より短い人は、7時間以上寝る人よりも風邪をひく確率が3倍高いことが、前述のコーエン氏の研究で明らかになっています。
睡眠時間の長短は個人差もあるので、なんともいえない部分もありますが、実は、もっと重要なのは睡眠の質。眠れない時間が睡眠時間全体の2~8%あっただけで、風邪の罹患率はぐっすり眠った人の5倍になるといいます。