もうコンプレックスに悩まない!劣等感を強めない2つの考え方
人間誰しも、自分のことを人とくらべてしまいがち。でも当然のことながら、それでなにかが改善されるわけではありません。
「わかってはいるんだけど……」という方にぜひおすすめしたいのが、『人と比べない生き方劣等感を力に変える処方箋』(和田秀樹著、SBクリエイティブ)。
精神科の臨床医である著者が、「人とくらべることを、どう成長や発達のパワーの源泉にできるのか」を説いた内容です。
ベースになっているのは、近年大きな話題を呼んだ精神科医/心理学者であるアフフレッド・アドラーらの理論。
きょうはそのなかから、劣等コンプレックスを植えつけないために必要だという、2つの考え方をご紹介したいと思います。
■劣等感と「劣等コンプレックス」の違い
アドラーによれば劣等コンプレックスとは、劣等感が耐え難いほど大きくなったもの。
劣等感が優越性の追求に向かうのに対し、安易な補償を求めてしまうのが劣等コンプレックス。
よって、劣等感を過大なものにしないことが大切だと著者はいいます。
そして劣等感が劣等コンプレックスにならないようにするためには、劣等感を強めない、極端なものにしないことが重要。
これについては、2ついえることがあるそうです。