2月に日本で大雪が降ると「すき焼き」を食べる人が急増する理由
日本一の料理レシピ検索サイトである「クックパッド」のトレンド調査ラボ、「たべみる」をご存知でしょうか?
クックパッドの検索データをもとに、料理をする人が「なにを求めているか?」というニーズの変化をタイムリーに、しかも地域別に捉えるデータサービス。
たとえば大手スーパーのバイヤーが、「たべみる」の検索人気ワードにランクインしている商品を積極的に展開した結果、売り上げが大幅に増加したというようなことが現実的に起こっているのだそうです。
クックパッドの検索データに基づいているだけに、タイムリーに検索されているワードを地域別に把握し、売り上げ向上に活用できるというわけです。
そんな「たべみる」の事業責任者による著作が、きょうご紹介したい『「少し先の未来」を予測する クックパッドのデータ分析力』(中村耕史著、日本実業出版社)。
「たべみる」リニューアルの経緯を通じて著者が実感した、データ事業の可能性についての考え方を記した書籍です。
でも実際のところ、「たべみる」に蓄積されたデータからは具体的にどのようなニーズがわかるのでしょうか?
そのことについて著者は、「すき焼き」についての興味深いエピソードを紹介しています。