数字の暗記には価値がない!数字に強くなるために真に大切なこと
『20代の君たちへ これだけはやっておきなさい』(川北義則著、KADOKAWA)というタイトルからもわかるとおり、本書のメインターゲットは20代のビジネスパーソンです。
しかしその内容の多くは、20代だけではなく30代にも響くものではないかという気がします。
ご存知の方も多いと思いますが、著者は『悪人のススメ』『遊びの品格』『大人の「男と女」のつきあい方』『半径3メートルの幸福論』など多くの著作を持つ人物。
サラリーマンとして15年を経て独立した経験を軸に、ここでは人生設計についてのアドバイスを行っているわけです。
第3章「20代の『学び』が人生を決める!」から、数字に関係する項目を引き出してみましょう。
■数字の意味を把握して数字に強くなる!
著者は社会に出たばかりのころ、先輩から数字に関するアドバイスを受けたことがあるのだそうです。
それは、「数字はうろ覚えでもいい。だがケタは間違えるな」というもの。
いろいろな人から忠告してもらったなか、「役に立った」という点において、このひとことは大きかったのだといいます。
たとえばテレビのアナウンサーが、細かい数字を正確に末尾までおぼえていたとしたら、「すごい」