商品を売るときはどうすればいい?知っておきたい3C分析の基本
「21世紀スキルシリーズ」は、「21世紀を生き抜くビジネススキルを提供する」というコンセプトに基づいた“ビジネスパーソンのための教科書”。
きょうご紹介する『ここからはじめる実践マーケティング入門』(グロービス著、武井 涼子執筆、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、その第6弾にあたります。
タイトルからもわかるとおり、テーマは「マーケティング」。
電通、マッキンゼー、ディズニー・ジャパンなど国内外の企業でマーケッターとしてキャリアを積み、現在はグロービス経営大学院で教鞭をとる執筆者が、その基本から最新の考え方までを幅広く解説しているのです。
しかも実際に授業を行い、その様子を収録したものなので、講義を聴くような感覚で読み進めるところが魅力。
肩肘を張らず、たしかな知識を身につけることができます。
■マーケティングの一般的な定義とは?
ところでマーケティングとは、一般的にどのように定義されているのでしょうか?
マーケティング研究がさかんに行われているアメリカの「アメリカ・マーケティング協会」の定義は、次のとおりだそうです。
「マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである」