くらし情報『意外なリスクも!貯金で資産形成する方法には2つの問題があった』

意外なリスクも!貯金で資産形成する方法には2つの問題があった

預金・保険・年金で資産形成し、株式や外貨投資などリスクの高い運用は避けるべきだという考え方。それは、至極まっとうなことのように思えます。

ところが著者は、このような資産形成の方法には2つの問題があると指摘しています。

まずは、「資産の集中」という問題。

銀行預金に集中させることなく、保険や年金を組み合わせることによって分散したと思っていても、実はそうではないというのです。なぜなら、貯金も年金も保険も、国債で運用されているから。つまり、実際には分散投資が実現できていないというわけです。

もうひとつは、国債自体の問題。


日本では超低金利が続くなか、国債は安定しています。しかし市場金利が上昇すれば、国債の価格は下落することになります。よって安全に見える国債には、将来の金利上昇による損失が発生するリスクがあるということです。

■日本人の多くが直面する「リスクを取らないリスク」

日本には個人金融資産が1,600兆円ありますが、その9割以上は円資産。また、その半分以上の55%は、銀行預金や現金のままで眠っているそうです。1990年代から続いてきた「円高・株安・デフレ」は、安倍政権の経済政策によって「円安・株高・デフレ」

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