意外なリスクも!貯金で資産形成する方法には2つの問題があった
へと変わりつつあります。しかし、その恩恵を受けている人がきわめて少ないのも事実。それは、この資産配分に原因があるのだそうです。
これまでなら、円資産を銀行に預けて保険や年金だけで資産を保有する方法が有効でした。
しかし、これからはそれが通用しなくなると著者はいいます。金融資産を国内滞留させておくことは、リスクが低いのではなく、実はリスクが大きいともいえるから。
リスクを避けるつもりが、結果的には「リスクを取らないリスク」になっているということです。
■円安なのか円高なのかわからない場合にとるべき対応
もしも外貨が円安になっていると思っているなら、円を売って外貨を買うというのが普通の考え方。
逆に円高になると思うなら、外貨を売って円を買うわけです。
でも判断に困るのは、円安になるのか円高になるのか、五分五分だと思う場合。そんなときには、どうするのが合理的なのでしょうか?
もし100万円持っているなら、円を半分の50万円、外貨を半分の50万円というのが中立(ニュートラル)な保有方法だということになります。
円高になるのか円安になるのかまったくわからないのに、資産を円100%で持っているとすれば、それは考えていることとやっていることにズレが生じている状態だからです。