コミュ障でクビ寸前だった営業マンが4年連続トップになれた方法
『これからの営業に会話はいらない – 「コミュ障」の僕でも売り上げNo.1になれた方法』(菊原智明著、ワニブックス)は、営業に関する本としてはきわめて珍しいタイプだといえるはずです。
タイトルからもわかるとおり、営業マンに営業力は必要ないといい切ってしまっているのですから。
不可欠な要素であったはずの世間話も雑談もヨイショも、すべてなくても大丈夫だといいます。
それだけではありません。コミュ障であったとしてもまったく問題なく、むしろいまの時代は、「コミュ障だからこそ営業がうまく行く」と考えているのだとか。
■成功してもいまだにコミュ障のまま
著者は営業コンサルタントとして活躍している人物。日本で初めて、大学で営業の授業をした講師としての実績も持っているそうです。いかにもやり手という感じですが、最初からうまくいったわけではなさそうです。
大学卒業後にトヨタホームに入社して、営業の世界へ。しかし自分に合う営業方法が見つからなかったため、7年もの間クビ寸前の苦しい時期を過ごしたというのですから。
7年もの長きにわたって苦難に耐えるというのは、そうそうできることではないはずです。