実は「仕事に早め早めに取り掛かる」ほうが時間を無駄しやすい?
その結果、「3ヶ月前から取り組んでも間に合わなかった!今度は4ヶ月前から取り組まないと!」というような思考に陥るというのです。
しかし、そのようなやり方では、いくら早めに取り組んだとしても同じこと。理由は明白で、締め切りまでの日数があればあるほど、たくさん仕事をしてしまうだけだから。
そんな時間の使い方をするくらいなら、むしろ、「締め切りギリギリになってから取り組むようにしましょう」と著者は提案しています。
時間に余裕をなくしてみるということです。
大胆な考え方のようにも思えますが、時間に余裕をなくしてみれば、「ギリギリのなかで、できることだけをやりきろう」と頭が働くからだという発想。
■ギリギリだと無駄なことをしない
そもそも余裕は、多くあればあるほどいいというものではないといいます。
誰でも、締め切りまで多くの日にちがあると思えば、なるべく時間をかけ、できるだけたくさんのことをしようと思うもの。
しかし先にも触れたように、仕事を完璧に仕上げるというのは不可能なこと。それをやろうと思えば、時間は無制限に必要になってしまうわけです。
そして、おそらく完璧に仕上がることもないはず。