実は「仕事に早め早めに取り掛かる」ほうが時間を無駄しやすい?
逆説的ですが、早い段階から取り掛かるほど、たくさんの時間を使ってしまうということです。
より多くのことをしようとするのは、求められていないムダなことをしているという意味でもあると著者はいいます。
つまり、早め早めに取り組むということは、多め多めにムダをしかねないということだというのです。
一般的に、締め切りギリギリになってから仕事に取り組むのは良くないこととされています。
たしかにギリギリの段階で仕事をすれば、仕事が雑になったり、大事なことをやり忘れたりするなど問題はあるもの。当然、ストレスもたまるでしょう。
しかしそれでも、メリットはあるのだと著者は主張します。
特に重要なのは、無駄なことをしなくなること。
時間がないことがはっきりしていれば、ムダなことをしている場合ではなくなるわけです。そして、ギリギリになってから仕事に取り組んだ方が、判断力が研ぎ澄まされるということ。
■仕事の見積もりも小さくできる
また、ギリギリになってから仕事に取り組み、ギリギリでなんとか終わらせることができたと考えると、もうひとつ大きなメリットが生じるといいます。
仕事を終わらせるのに必要な時間、すなわち「仕事の見積もり」