誰かに褒められたい?自分の感受性の傾向がわかる「5つの質問」
という思いが強くなったというのです。
そして結果として、自分が説いてきた「予測」と「制御」をもとにした考え方に疑問を感じるようになったともいいます。
仕事や人生をコントロールできると考えるのは、人間のおごり。それどころか本当は、仕事や人生の“揺れ”を認めたうえで、「うまくつきあっていく」ことを考えた方がよいのではないかというわけです。
つまり本書ではそのような考え方を軸に、「ビジネス書がもたらす多数の功罪を知り尽くした上で、よりよい幸せへの道しるべ」を記しているわけです。
そのなかからきょうご紹介したいのは、自分の体の声を聞きたいときに便利な「5つの質問」。
これらを自問自答したときに心が反応したなら、そこで自分の感受性の傾向がわかるといいます。
感受性は体癖(たいへき:感受性の癖を表す概念)と密接に関係しているため、自分に対してこれらの質問をすることによって、自分の体癖をもつかむことができるというわけです。
■自分の感受性の癖がわかる5つの質問
(1)自分は誰かに褒めてもらいたいのか
褒められれば誰でもうれしいですし、けなされれば悲しくなるもの。特にその傾向が顕著な人は、毀誉褒貶(褒めたりけなしたりすること)