普通のほめ方ではダメ!本当に必要なのは「ほめる」+5つの要素
でもっとも大切な長所を伸ばすことを指すわけです。
次のマネジメントは、部下の能力を結果に結びつけること。よって、部下を物心ともに幸せにする意思と能力が必要になるということ。
マーケティングは、売れる見込みをつくること。どんな業種にも売り上げが上がる道があるものなので、その道を見つけるための仮説を立てられる能力が必要とされるのです。
セールスは、いうまでもなく「売る」こと。売れる人、売れる店、売れる会社になるということです。そこで、売る側の自信と、お客様のニーズをつかむ技術が求められるといいます。
最後のエンゲージメントは、会社の方向性とスタッフの方向性を合わせること。経営理念の浸透であり、これをすることで組織の力が倍増するのだそうです。
そして、これらの要素を意識しながらスタッフを「ほめる」ことで、業績がアップしていくというのが著者の考え方です。*
現実的に「ほめる」ことは難しいもの。しかし、それを実践できれば、たしかに業績アップを実現できるかもしれません。だからこそ、いまの状況をなんとかしたいと感じている方には、読んでみる価値があるかもしれません。
(文/書評家・印南敦史)