トヨタが実践!仕事のムダが見つかる考え方「7つのムダ」とは?
の観点から見つめなおすと、多くのムダが見つかるということ。
そしてこれらは、トヨタだけに限らず、多くの職場にもあてはまることでもあるはず。ひとつひとつを見ていきましょう。
■仕事の「7つのムダ」とは
(1)手持ちのムダ
作業者が次の作業に進もうとしても進むことができず、一時的になにもすることがない状態。
たとえば前工程のデータのまとめが遅れ、企画書作成に着手できないなどがこれにあたります。
このとき大事なのは、仕事全体のスケジュールを意識しつつ、自分の前工程である部下に必要な時間(リードタイム)を事前に確認しておくことだといいます。
(2)加工のムダ
生産(工程の進み具合)や品質(加工品の精度)には、なんら貢献しない不必要な加工のことをさします。
社内の関係者限定の資料なのに、アニメーションや装飾など、必要のないところに凝った資料などがこれ。
加工のムダは、仕事の目的が共有されていないことから生じることが多いため、目的を共有することが大切。
(3)在庫のムダ
必要以上の完成品、部品、材料などのこと。オフィスでは、文具、書類、データなどにあたります。
ちなみに、メールの返信をせずに放置しておくのも在庫のムダになるのだとか。