バランスの悪い食事は1日でも睡眠に悪影響があることが明らかに
平均睡眠時間は7時間35分でした。
■飽和脂肪と砂糖の摂りすぎは疲れがとれにくい
調査の結果、食物繊維が多く、砂糖と飽和脂肪が少ない食事を摂った場合に、より深い眠りに入りやすいことがわかりました。この深い眠りは徐波(じょは)睡眠と呼ばれ、疲れが取れやすい睡眠だと考えられています。
逆に、飽和脂肪と砂糖が多く、食物繊維が少ない食事を摂った後は、断続的で疲れが取れにくい睡眠になってしまったといいます。
また、飽和脂肪が少なく、たんぱく質の多い食事を摂ったときのほうが早く眠れることも判明しました。対象者が好きなものを食べたときに眠りにつくまでの時間は平均29分でしたが、栄養管理された食事を摂った場合は平均13分でした。
睡眠は糖尿病や高血圧、心臓病などの深く関係していることがわかっています。睡眠の質を上げるために、食事から気をつけることも重要だと専門家は話しています。
毎日の忙しいスケジュールのなかで、長い睡眠時間を確保するのは難しいもの。食事に気をつけて、短くても質のよい眠りですっきり疲れを取りましょう!
(文/スケルトンワークス)
【参考】
※How Your Food Intake Affects Your Sleep: Study-LATINOS HEALTH
※Balancing paid work, unpaid work and leisure-OECD