おいしい数字に惑わされるな!お得な買い物が迷わずできる考え方
要するに、「お得」の定義がきちんとされているかどうかということ。
ところが実際にこのような質問をすると、ポカーンとした表情を浮かべる方が実に多いのです。質問の意味がピンとこなかったのでしょう。
でも、よく考えてみてください。なにをもって「お得」なのかが決まっていないのに、「どれが一番お得か?」の答えなど、導き出せるはずがありません。
もっとも割引率の高いものが「お得」であるならば、それぞれの割引率は以下の通りですから、もっとも「お得」な買い物はスラックスだということになります。
スーツA:最大でおよそ16%OFF
スーツB:最大でおよそ15%OFF
シューズ:最大でおよそ19%OFF
スラックス:最大でおよそ31%OFF
しかし、いちばん割引額の大きいものが「お得」だと定義するならば、もっとも「お得」な買い物はスーツAです。
この話は、シューズとスラックスを比較すると本質が見えてくるかもしれません。
スラックスのほうが「お得」という考え方もあるし、どちらも2,000円引いてくれるという意味では同じサービスレベルだという考え方もあるでしょう。
■自分にとってのお得を定義しておくといい
要するに、数字に惑わされてしまう人の多くが、「定義」