石の上にも15年!戦場カメラマンが伝える「仕事で大切なこと」
■4:使命や夢をもつこと
仕事に使命感をもつと強くなれる。これは、渡部さんのお話でよくわかります。
「戦場に行くと、血だらけで、必死な目で訴えてくる子どもたちがいます。戦場の悲惨さをもっと日本や世界のたくさんの人々に知ってもらえれば、少しでも状況がよくなっていくのではないか、と。この可能性に自分の使命をかけています」
“ここにいる子どもたちの声を伝えなければ”という気持ちが渡部さんの仕事の原動力になっているとのこと。使命をもって仕事をしている人は、やはり強い。へこたれそうなときにも心の支えとなってくれているようです。
また、夢も仕事を支えてくれる大事なツールです。
夢があればがんばれる。渡部さんの夢は、「戦争や紛争、争いが世界からなくなっていき、『戦場カメラマンはもういらない』となること」だそうです。
辛い現場を目の当たりにしているからこその願いであり、その分、使命を感じて仕事をしているのでしょう。ちなみに戦場カメラマンがいらなくなったあとの夢は、『世界の学校カメラマン』なのだそう。
仕事問わず、自分なりの使命と夢をもって仕事をしてみる。すると、やりがいが生まれて、気持ちも強くなれるようです。