追加時間が3分でも3分後に「サッカーの試合が終わらない理由」
つまり、3分00秒に試合が終わることもあれば、3分59秒まで続くこともあるのです。決して、負けているチームを贔屓しているわけではありません。
また、アディショナルタイムに入ってからもけが人が出るなどしてさらに追加の時間が必要になることもあります。
その場合は再追加の表示はされませんが、目安の時間を過ぎても試合が続けられます。どれだけの時間が新たに追加されるか、裁定するのはやはり主審です。
この場合、多くは主審がちょっと大げさなジェスチャーで腕に着けている時計を止め、追加タイムが必要になることを周囲に知らせます。
よく見ると、主審は腕時計を二つ着用しています。片方の時計はキックオフから止めずに時間を計り、もう片方の時計は、試合が止まるたびに操作して実質的なプレイタイムを計測しているようです。
このように、「3分になったから即終了!」ときっちり決められているわけではないために、アディショナルタイムは「目安」で表現されるというわけです。
■アクシデントで「12分」のアディショナルタイムも
2010年に行われたJリーグJ1の清水エスパルスvs.湘南ベルマーレの試合では、前半のアディショナルタイムが12分と表示されました。