手帳の数だけ人生がある!手帳コレクターが語る手帳鑑賞のススメ
世の中にはいろんなコレクターがいるものですが、使用済みの手帳を収集し、ギャラリーで展示しているという方も。
それはゲームクリエイターの志良堂正史さんで、集めた手帳は、2年間で約500冊強。スケジュール帳、絵しか描いていないもの、交換日記から、小学生の連絡帳までバラエティに富みます。
志良堂さんはそれらをまとめて「手帳類」と呼んでいます。
その定義をお尋ねしたところ、「手で書かれたもののまとまりで、人々の日常的実践のコレクション」というお答えが。にわかにアート作品のような香りが漂ってきましたが、その実態はいったいなんなのでしょうか。
■誰かの手帳を集めはじめたきっかけ
そもそものきっかけは、仕事以外のなにかで創作欲を満たしたいという気持ちだったそうです。そこで手帳類のコレクションを思いついたわけです。
コレクションが増えていくにつれ、誰かに見せることを前提に書かれていない言葉の持つ魅力にのめり込んでいったといいます。
「全部が全部すごいというわけではないのですが、たまにものすごい手帳に出会うと、コレクションをしていてよかったなと思います。魂の言葉といいますか、命を燃やしながら生きているような言葉が書かれているものが、ときどきあるんですよ」