くらし情報『「15%引き」「40%OFF」の商品が消費者に選ばれない理由』

「15%引き」「40%OFF」の商品が消費者に選ばれない理由

目次

・キャンペーンでも割合より実数が使われる
・消費者は計算させられることがストレス!
・苦手な人のインサイトを考えることが大事
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こんにちは。深沢真太郎です。ビジネスパーソンを数字と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。

今回は「%」(割合)について、コミュニケーション視点で考えてみたいと思います。

結論から申し上げると、「%」には伝わりにくいという側面があります。なぜなら「%」は、相手に考えさせる単位からです。

ひとつ、簡単な例を挙げましょう。

「2,000円の商品、今日だけ300円引き!」

「2,000円の商品、今日だけ15%引き!」

さて、値引きした金額をすぐに計算できたのはどちらでしょうか。
答えはどちらも、1,700円です。でも、おそらく前者のほうが簡単に金額を把握しやすかったのではないでしょうか。

■キャンペーンでも割合より実数が使われる

このエッセンスは、商売でも活用されています。たとえば某ファッションブランドで実際に行っていたキャンペーンをご紹介しましょう。その内容とは、次のようなものでした。

「Tシャツ2枚購入すれば、安いほうを1枚無料にします!」

1枚が無料になるとは、魅力的なキャンペーンですよね。

しかし、もしこれが以下のようなオファーだとしたらどうでしょう。

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