布団に入って1分で眠れる人は危険!知られざる睡眠不足のサイン
梅雨入りしましたね。ムシムシとした暑さは、これからますます厳しくなります。
暑くてなかなか寝つけない、夜中に目が覚めてしまうなど、夏は睡眠不足に悩まされる季節でもあります。
そうでなくとも、日ごろから忙しくて十分な睡眠時間が取れない、眠りが浅い、寝ても疲れがとれないという人も多いでしょう。
睡眠不足が続くと、日中に頭がボンヤリするだけでなく、認知症、高血圧、糖尿病、うつ、がん、脳卒中などの病気にかかりやすくなるといいます。
睡眠不足は、体にどんな影響を及ぼしているのでしょうか。
1万人の睡眠にまつわる悩みを解決してきた、快眠セラピスト・三橋美穂さんの著書『脳が若返る快眠の技術』から探っていきましょう。
■睡眠不足は認知症の発症と深い関係があった!
ひとことで認知症といっても、種類はいろいろ。
そのうち、約6割が「アルツハイマー型認知症」です。
発症する原因はまだはっきりとわかっていませんが、健康な脳なら排出されるはずの老廃物である、アミロイドβタンパク質などの異常なタンパク質が脳にたまり、脳神経が壊れて徐々に脳が萎縮していく病気です。
じつは、この発症の原因となる老廃物は、眠っている間に脳から排除されていることが、近年の研究データでわかってきました。