300年後を見据える!松下幸之助と孫正義に見る6つの成功法則
1か月なら3週間、1年の予定なら4月からはじまって12月末には達成することを目標とするという考え方です。
重要なのは、たとえ1時間でも早く目標が達成できるように全力を尽くすこと。それが1週間、1か月、ときには1年も早く目標に到達することにつながるといいます。
そのためには、まず自分自身のやろうとすることが「いつまでにできる」と確認し、孫正義のように「なんでそんなにかかるのか」と自問することが重要。そして、自分なりの機嫌短縮の目標を決めるわけです。
■5:「思考の三原則」を身につける
著者が松下政経塾の塾生だったときに教わった「思考の三原則」とは、次のとおり。
(1)目先にとらわれないで、できるだけ長い目で見ること。
(2)物事の一面にとらわれないで、できるだけ多面的に、できれば全面的に見ること。
(3)何事によらず技葉末節(しようまっせつ)にとらわれず、根本的に考えること。
しかし現場で現実の対応に直面していると、どうしてもこの三原則の反対になってしまうものだといいます。
長期的な利益よりも短期的利益の方をとろうとし、多面的・全面的に考えず一面的に決断し、根源的な問題よりも枝葉末節な問題を重視し、その結果、飛躍できなくなるわけです。