仕事ストレス1位の「人間関係」を好転させて人間力を高める技法
会議の時間になっても現れず、携帯に電話するとまだ外回り中とのこと。その後会社に慌てて戻り、会議室に入るなり「いやー、すまんすまん!また俺やっちゃったなぁ」と頭を下げます。
こんな人、みなさんの周りにも1人はいるのではないでしょうか。
しかし、そんな人について、周りに聞いてみると「あの性格には困っているんですが、憎めないんですよねぇ」という答えが返ってくるはず。
なぜなら彼らは自分の欠点をよく知っていて、それを素直に認めているからです。これこそ欠点がゆえに周りに迷惑をかけても、人間関係を損ねない秘訣。
「そんな簡単なことか」と思うかもしれませんが、これはなかなかできることではありません。
言葉だけで「誠に申し訳ない」などと謝ることはできますが、こういうときには多くの場合、心のなかの小さなエゴが「自分は悪くない!」「自分は間違っていない!」と叫んでいるもの。
そして周りの人たちはその「小さなエゴ」を無言のメッセージとして敏感に感じ取るのです。
しかし逆に、A課長のように自分の欠点を素直に自覚していれば、それを無言のメッセージとして周りに伝えることができるというわけです。
これができれば、人間関係は決しておかしくならないし、こじれた人間関係がよくなっていくことさえあるのだとか。