1万人超の起業家と接してきた講師が教える「賢いお金の借り方」
『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』(松尾昭仁著、日本実業出版社)の著者は、経営コンサルタント、セミナー講師として、1万人以上の起業家及び起業家予備軍と接してきた実績を持つ人物。
そんなキャリアの裏づけがあるからこそ、企業の魅力やメリットばかりをクローズアップする世の中の流れには危機感を感じているようです。
なぜなら華やかなイメージとは大きく異なり、独立して成功して食べていくのはとても難しいことだから。多くの人が起業して成功をつかもうと努力するものの、現実的にはその大半が、夢の途中で挫折する結果になってしまうと主張しているのです。
しかし、起業して食べていける人と失敗している人がいる以上、両者の間にはなにか明確な差があるはず。
この点について、起業がうまくいかない最大の理由は、サラリーマン時代の思考と行動原理を引きずったまま行動してしまうことだと著者はいいます。
とすれば、起業で成功するためには、「起業家の思考と行動原則」を身につける必要があるということになるでしょう。
そこで本書はそんな考え方をもとに、起業に成功する人が「必ずやっていること」と「やらないこと」