最初の2日で8割終わらせる!元マイクロソフト社員の超速時間術
■次回が大変になるので締め切り前の提出は絶対ダメ
ただし、いくら2日間で仕事が8割終わったからといって、もう1日がんばって3日でそれを完成させて上司に持っていくのはNG。
3日で終わらせれば、続けざまに次の仕事を依頼され、さらに同程度の仕事なら3日でできるだろうと締め切りを短く設定されてしまいます。
2日間全力で働くことができても、永遠に全力で働くことはできません。いつも全力を出していると真の実力が出せなくなってしまいます。
仕事を早く終わらせることより、安定して続けることを意識することが大切なのです。結果的には焦って仕事をしていたときよりも早く、高い完成度の仕事ができるようになるでしょう。
さらに、2日で8割の仕事が終わっていると心の余裕も生まれるもの。生産効率も上がり、よい循環を生み出せるはずです。
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著者は仕事を全力でやる初めの2日間を、「手を動かしながら考える」状態だといいます。メールもSNSもシャットアウト、仕事の合間に散歩したりコーヒーを淹れたりすることもないそうです。
想像するより簡単なことではありませんが、これが時間を制する方法なのです。本書を参考に、自分の時間の使い方を振り返り、時間の主導権を自分の手に取り戻しましょう。