二択で簡単!数字の嘘に騙されない「政治センス」を鍛えるクイズ
今回出てきたような「平均値」はとくに、区切りなどの操作で本来とは違ったイメージを導き出すことができてしまいます。こんな「数字のウソ」が、もし実際の政治のなかで応用されていたとしたら……。
数字のカラクリにだまされないためにはどうすればいいでしょう?それは「疑問を持つこと」です。
とはいえ、町民の年収の平均なんて気の遠くなるような計算です。小さな電卓ではなかなかできることではないし、「政治家の判断に任せて…」と考えてしまいがちですよね。
そこで一般市民の私たちにできることは、自分の感覚を信じてこの町長さんのように「本当にそうかな?」と疑問を持つこと。疑問を持ったらできるだけいろいろな人の意見を聞いて、本当に納得できると思える意見を自分自身で判断する。それだけでも、数字のカラクリにだまされる危険を減らすことはできます。
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折しも、7月10日は参議院議員選挙。そして参議院に解散はありません。
この日のひとりひとりの判断が今後6年間の私たちの生活になんらかの影響を及ぼすわけですから、できるだけ多くの候補者の主張を知り、数字のカラクリに惑わされず、自分にとって正しい判断をしたいものです。