会議資料ではNGだけど「現場でお客様に喜ばれる」数字の使い方
とてもじゃありませんが、そんな数字をじっくり読みたいとは誰も思わないからです。なにがいいたいのか、ノイズカットしたうえで簡潔に資料にまとめるべきでしょう。
では、このアパレルショップの場合はどうか?
■お客様は割引後の価格を知りたがっている!
アウトレットモールに来場されるお客様は、プライスにきわめて敏感です。
そんなお客様がいちばん知りたいことは、いったいなんでしょう?そうです、「割引された後の価格がいくらか」です。
少なくともこのお店は、お客様は「何%OFF」かどうかより「何円」になるかのほうが知りたい情報であることを理解しています。自分たちがカッコつけるのではなく、たとえダサくてもお客様のことを考えている証です。
また、ビジネス数学の専門家の立場からつけ加えると、「○○%OFF」の計算がその場でサッとできる方はとても少ない。たとえば定価5,900円の30%OFFを計算するとき、ちょっとストレスですよね。
特に、桁の繰り上がりとかあるとアタマの中で計算するのはちょっとシンドイかも……?
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一般的な人の計算・・・5,900×0.7=4,130円
深沢の計算(ご参考)